脊柱側弯症(せきちゅうそくわんしょう)

前、あるいは後ろから見たときに、背骨が右や左に曲がっている状態を脊柱側弯症といいます。

左右の肩の高さの違いで気づかれる場合もあります。背骨(正しくは脊柱といいます)は「前後に弯曲」していますが、「左右には曲がっていない」のが正常です。

昭和54年(1979)学校保健法が改正され、姿勢に関しても健康診断が義務付けられて以来、それまで見過ごされていた軽度の側弯症が多数発見されて、一時は社会問題になりました。当時、全国規模で実施された免疫的調査の結果では、発生頻度は約1%でした。

脊柱側弯症の原因にはいろいろありますが、な、なんと7~8割は原因不明です。
その中でも10歳以上に発症して女子に多い「思春期突発性側弯症」が大部分を占めています。
女の子のお子さんがいらっしゃるお母さんは、注意して見てあげてください。
お父さんが見ると、嫌われますよ( 一一)

治療法は年齢や弯曲の程度に応じて決まります。骨の成長が続く限り変形が進行する可能性があるので(普通は16~17歳になればそれ以上進行しなくなります。)、弯曲が強くなれば、矯正コルセットを着けて骨を矯正しますが、心臓や肺などの内臓が圧迫されて障害をきたすほど変形が強くなってしまうと、手術が必要になります。

40代会社員の女性です。

デスクワークで座り仕事が多く、腰の痛みが強く立つ動作が、かなり辛くなり来院されました。脊柱側弯症もあり姿勢も以前から気にしていたとのことでした。

初診時、姿勢を診させていただくと、左右の肩の位置、骨盤の左右の高さに違いがあり、背骨は右側に凸、腰部には張り(筋緊張)がとても強く出ていました。元々の脊柱側弯症での歪みもあるでしょうが、デスクワークでの不良姿勢で脊柱の歪みが増したことによって、痛みを強く感じるようになったと予想されます。

『痛みから早く解放されたい』という患者様の希望もあり矯正治療の提案をしました。歪みを無くし、脊柱を本来の正しい位置に戻す治療方法です。
「ボキボキッベシッ!!」と音が鳴って矯正治療が一瞬で終わりました。
この患者様は「来院時と比べて立つ動作がとても楽になった(^^♪)」と、びっくりしていました。

続けて翌日来院され、2日目は筋治療を行いました。インナーマッスルを緩めてより背骨を安定させることで歪んでいた背骨も本来の捻れていない背骨を習慣づけられます。

6回を筋治療と矯正治療を混ぜ、間隔をつめて治療したことで痛みからの解放、動作時の痛みはなくなりました。

痛みが無くなったら治療は終わりではありません、痛くならない身体をつくることが大切です。
その後、12回目に治療に来られたときには日常生活ではもちろん仕事でも姿勢を気にする事がなくなり、問題なく動けるようになりました。

矯正治療で姿勢を改善することによって、脊柱側湾症は良くなる可能性があります。
痛みが無くなることで、笑顔になり、さらに「イイ女」になる可能性を秘めています。
輝いている人には、イイ男、イイ仕事が集まり、さらに充実した毎日になります。

脊柱側弯症では、日常生活や学校生活において特別な制限はありませんが、背骨を支持する筋肉を強くすることが大切です。が!!この“強く”という言葉を正しく理解する必要があります。
この“強く”という言葉の意味は、「トレーニングをして鍛える」ではありませんよ。「柔軟性をつけて、しなやかな状態にする」ということなんです。

硬い樹の枝は力をかけると「ポキン!」と折れますよね。では、青々とした若木はどうでしょうか?
しなやかに曲がる柔軟性で、その力を逃しますよね。
硬くなった筋肉の質を改善することで側湾症が良くなることも多いです、背骨がねじれているかな?と感じる人は、積極的にストレッチ運動をしてください

担当:茶鍋 慧

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